うまいものJAPAN UMAIMONO JAPAN
大切に食べてほしいからこそ本当においしい「うまいもの」。
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   「うまいもの便り」 2010年1月

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 明けましておめでとうございます。
お健やかに新年をお迎えのことと思います。
今年の元旦は、雪が吹雪くところも多かったようですが、
東京は、真っ赤な日の出の力強さと暖かさに包まれて明けました。
このまま一年が明るく過ぎて行けばと願い、
初日の出の姿に思わず手を合わさずにはいられなかった程です。

 昨年、ゴルフ界の星タイガー≠ヘ人気失墜しましたが、
今年は寅年′ユ視眈々、虎の威をかりて『猛ダッシュ』したいと思います。

因みに寅年の運勢はというと、
「寅」の本来の意味は草木が伸び始める状態とのこと。
今年の運気は、反省運。今までを振り返って反省し、改革を進めること。
今年は「創り変える」年と位置づけることが開運のキーワードだそうです。

 皆さまにも、今年が明るい未来の再スタートの年になりますように。

 
   うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝


■■1月のおすすめ
■1710年創業の老舗「とば屋酢店」

 12代続いた「本物の酢」を是非ご賞味下さい。鼻にツンとこない、むせないお酢。
それでも酸味はしっかりとあり、酢本来の仕事をこなします。
身体の中に、すんなり入っていく「本物の酢」を是非どうぞ。

●お酢詰合せ(2本セット〜4本セット)
*お酢だれ・壷之酢・ポン酢・お手間かから酢の中よりお選び下さい。
内容量:お酢だれ300ml、左記以外360ml

・2本セット 1050円 ・3本セット 1575円 ・4本セット 2100円(全商品送料別)

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■健康茶房の糖減美茶

 年末年始、暴飲暴食後の胃の疲れを癒すには、ホッと一息つけるお茶。
健康茶房の「糖減美茶」は、ガンの原因である活性酸素を除去するカテキン、
血糖値を降下させるポリサッカロイドを多く含む「三番茶」を使用。
水で出すのが、特徴です。健康が気になる方には、お薦めの一品です。

●糖減美茶ティーバッグ 10g×15P 1150円(送料別)

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是非、うまいものJAPANがお薦めするお茶2種(黒豆茶・糖減美茶)をお試し下さい。

★「うまいものJAPAN」宛にメール、又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。
(下記をクリックして下さい)
 
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 必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。

■■うまいものとの出会い Vol.72

 − 暮の築地を歩いて −

 年も押し迫って、正月用の食品を築地で買いたいと思った。
そこには、私のお気に入りの店が何軒かある。
特に、黒豆は○○、田作りは××、鰹節は△△、昆布は・・・などなど。
築地はアメ横などとは違い、特に安いということはない。
けれど、高級料亭の名でパックされたものに比べれば1/5位かもしれない。
たまたま、一昨年の秋、週に一度築地に通いつめたことが功を奏し、
築地の場外の店は熟知するようになっていたので、
店を選ぶのに迷いはなかった。

近頃、「食」についての講演を頼まれることがある。
昨年の暮には、「正月の食の習わしについて」というテーマでの依頼があった。
その折、受講者から「どうして、おせち料理ってあんなに高いんですか?」
という質問があった。
私は「皆さんが家庭で、お作りにならないからですよ」と笑って答えた。
確かに高いのである。
百貨店のカタログを見ると、2、3人前で1万5千円なんてのは、一番安い方だ。
名のある料亭のものなら、5万〜10万なんてのはざらである。
金沢のさる有名料亭のものは限定3個で、1個100万円もするというのだ。
食材にはこだわり抜き、職人の技を駆使した逸品だからだと。
しかし、それを紹介しているのは20才前後の女性タレント。
なんとも説得力にかける。

おせちの値段がエスカレートするのは、消費者のセイなのだ。
もっと云えば、有名だから良い、
高ければ良いという単純発想を誘導するマスコミのセイだ。
この頃は不況で、激安商品が流行っているが、
これも又、極端な現象で、いづれ止るところはあるに違いない。
「0」になっては、元も子もなくなってしまうから。
けれど、高い方は天井知らずである。
恐ろしい。
一人5万円も出せば、一流料亭の風雅な部屋で暖かいものは暖かく、
冷たいものは冷たくして供してもらえる。
なんで、作りおきの重詰にそんな高いお金を払わなければならないのだろうか。
少し、違っている気がする。

そもそも、おせちは、そんなに高価で豪華なものではなかった。
今のようなお重詰になったのは、明治に入ってから。
年神様への食饌として五穀豊穣を祈り、
そのお飾りを、共にいただくというしきたりは平安時代からあったもの。
それぞれの料理に意味があるのは当然のこと。
特に祝い肴と口取りは欠かせないものだった。
けれど、江戸時代の庶民は貧しかったので、祝い肴三品(黒豆・数の子・田作り)に
野菜の煮物ぐらいだったらしい。

私は今、正月におせち料理を食べることは、日本人の心を伝えることだと思っている。
家族が健康で、長寿であり、五穀豊穣を祈ること、
このことが食べものに対する感謝の念を持つことに繋がると信じている。
だから、祝い肴と口取りだけでもいい、
年の始めに、家族揃って祈る「しきたり」だけは伝えて欲しい。
その後は、ローストビーフでも、ハンバーグでも、カルボナーラでも、
なんでも好きなものを召し上がればよい。

※口取り
口取り肴のことで、味を甘く濃厚にした料理。おせちの場合は、
きんとん・伊達巻・蒲鉾などを指す。

話を築地に戻そう。地方の方のためミニ築地ガイドをすると、
築地市場は、世界一の巨大市場で歌舞伎座や築地本願寺にも近い東京の中心にある。
日本橋の魚河岸から、今の場所に移ったのは昭和10年(1935年)
正式には「東京都中央卸売市場 築地市場」(市場内施設を場内)という。
扇形をなす場内と道を隔てた場外に分れ、
場内は水産物や青果物を扱うプロのためのセリも行われる仲卸売市場、
広さは約23万平方メートル(東京ドーム約5個分)まさに、マンモス市場。
場外は、一般客も自由に購買できる小売エリア。
食に関するものは殆どここで賄える。
その数、約500店、新鮮な旬の美味がぎっしり詰まって、人々を魅了する。
見ているだけでも楽しいし、揚げたり、焼いたりの煙や匂いに涎もでてくる。
それに近年、商店だけではなく、飲食店もグッと多くなった。
以前は市場で働く人のための食べもの屋さんだったのだが、
築地が観光地化するにつれて、食べる目的だけで築地へ行く人が多くなってきたからだ。

さて、月末の土曜日にあたるこの日、築地は、いつにも増して人出が多かった。
さすがに外国人観光客は見当たらず、中国語や韓国語が飛び交うことはなかった。
だが、とに角、押すな押すなの人通りである。
晴海通りまで新大橋通りに沿って、4本の路地があるのだが、
それが入口で詰まってしまって、どうにも身動きが取れない。
何故なら、その路地の入口近くに、すしやラーメンなどの人気店があるためだ。
この時期でも、買い物客よりも飲食店へ来る人が多いのには驚いてしまう。
私は以前からの学習効果を発揮し、ピンポイントで目的の店へ向った。
本当は、しっかりとした作りのプロ用の調理器具など、見たいものはいっぱいあるのに。
だらだらと見物していたら日が暮れてしまう。

この日の戦利品は存分に正月料理に活躍してくれた。
吹田商店の昆布と、伊勢啓の鰹節は煮物とお雑煮の出しに、
その素晴らしい味と香りの出しには、我ながらうっとりとしてしまった。
菊屋中村の黒豆は絶品、しかもお値段はリーズナブル。
数の子は江戸屋海産、田作りは川名商店、その他、鮪の柵も、漬け魚も求めた。
納得する食材を獲得できた私のほくほく顔を、お見せできないことが残念だ。
但し、よほど築地に精通した人でない限り、年末ギリギリの築地行きはおすすめできない。
穴は12月最終の日曜日。日曜日はいつもは休場日、例外的に年末だけは営業する。
だから、比較的人出が少ない。
そこを狙うのが達人クラスだ。

でも、この築地ガイド、11月か12月に出すべきでした。ごめんなさい。
後の祭り≠ニこのことです。
今年は必ず、第二弾の築地探訪を早めに出して、ご参考になるよう頑張ります。
それまでにリクエストをお寄せ下さい。

では、皆さま、今年もどうぞよろしく。


   平成22年  睦月 鈴木延枝 記




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