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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2008年8月
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残暑お見舞い申し上げます。
暑さが鎮まる気配を見せぬ中にも、庭のむくげの涼しげな立ち姿が
目を和ませてくれます。
何とも暑い夏になってしまいました。
関東平野で、パッションフルーツの栽培が出来るなんて
まさに『亜熱帯現象』です。
しとしとと降る雨も少なく、日本独特の繊細な四季の移ろいが感じられません。
この頃の不可解な殺人事件を見ていると、気候や食べ物の変化も
人を変えているのかと思えてなりません。
異常な暑さを乗り越え、次の季節を待ちましょう。
うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝
■■8月のお薦め
■沖縄・感動もん(8月10日まで)
先月に引き続き「沖縄・感動もん」より、今帰仁産・完熟マンゴーをお届けします。
商品発送は8月中旬までを予定しております。
商品がなくなり次第、受付は終了させていただきます。ご注文はお早めに!!
●秀品3玉(1Kg〜1.3Kg)8000円(送料別)
●秀品2Kg 11500円(送料別)
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■菜の花プラザ「健康だっ茶」を8月末日まで 特価!!
日頃、お世話なっている皆様へ心からの感謝をこめて、
「健康だっ茶」を通常価格の約50%OFFでご提供いたします。
美容と健康・生活習慣病の予防のために、この機会に是非お試し下さい。
●健康だっ茶1袋(8g×15P)通常価格1365円 ⇒ 680円(送料別)
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■松江・青山蒲鉾店
『あご野焼き』の老舗、島根県松江の青山蒲鉾店。
あごの脂肪分が少なく、淡白で品の良い味。保存料を使わず、
江戸時代からの手法を可能な限り守ることに徹してきたお店。
絶品の技を是非お試し下さい。
●飛魚セット 5250円(送料別)
地伝酒あご野焼き 500g、あご野焼き 400g、あごすまき 250g 各1本ずつ
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★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★
黒豆茶、健康だっ茶の中からお好きな物をお選びください。
★「うまいものJAPAN」宛にメールで、
又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
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必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。
◆◆ ♪♪♪ あっとランダムコーナー Vol.27 ♪♪♪ ◆◆
― 食べ物の値上げに技あり!! ―
1)ちくわの穴にご注目を
先日、スーパーで大手水産会社M≠フちくわを手にしました。
値段は1割位上がっている。しかし、持ってみると何か違う。
じっと見ると、明らかに以前のものより長さが短い。
そして、何とちくわの真中の穴の大きさが大きくなっているではありませんか。
2)食パンがミニパンに
フランスのF≠ニいう食料品店のパン・ドゥミ。
有名ブランドにしては、山が高く、値段もリーズナブルで、良く売れていました。
デパ地下で、そこのパンを見て驚いてしまいました。
明らかに大きさが違う。あの山の高い食パンは、
一回り小さいミニ食パン≠ノなっていた。
食べてみると、もう以前のようなフランスらしさはなく、
重くて、もちもちしたパンに変っていました。
多分、米粉を混ぜているのでしょう。
3)油揚げもうす〜く=@
スーパーで安めの油揚げを買って煮ようとすると、イヤにはがれやすい。
これで、「おいなりさん」を作ったら、中が透けて見えるに違いありません。
これでは、味も良くないし、食感も違います。
「二枚いくら」とか「三枚一袋」とかいうのを、買うのは止めようと思いました。
安いものには『わけ』がある。
以上、ワケ有り、『かくれ値上げ商品三題』でした。
これが、偽装か業者の防衛策と見るか意見の分かれるところでしょう。
原材料の値上がりで、値上げは止むを得ないことは分りますが、
本来の味や姿まで変えてしまう、ミミッチイやり方は、如何なものでしょうか。
■■うまいものとの出会い Vol.56
― 七夕とモーニングセット ―
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愛知県の一宮市は、織り物の町として栄えたところで、
昔から『七夕祭り』が盛大に催されている。
『日本三大七夕祭り』は、仙台・尾張一宮・
平塚(神奈川県)という。
そういえば、七夕って牽牛星と織女星が1年に一度
天の川を渡って逢瀬を果たすという伝説として知られている。
織女は天上で機織りに励んだとされているので、
一宮が盛んなのは納得できた。 |
愛知県の一宮市は、織り物の町として栄えたところで、
昔から『七夕祭り』が盛大に催されている。
『日本三大七夕祭り』は、仙台・尾張一宮・平塚(神奈川県)という。
そういえば、七夕って牽牛星と織女星が1年に一度天の川を渡って
逢瀬を果たすという伝説として知られている。
織女は天上で機織りに励んだとされているので、一宮が盛んなのは納得できた。
市の中心の商店街、本町アーケード街は眞清田神社まで空が見えない位、
ぎっしりと吊り下げ型の七夕飾りがたなびいている。
人の出も相当なもので、車の進入禁止になっている道幅一杯を埋めつくす程。
町の人に聞くと、これでも以前よりは随分少なくなっているそうだ。
繊維産業が不況になって久しいのだから・・・。
吹流しの短冊には小学生達の想い想いの願いが書かれている。
「家族みんなが健康でいられますように」
「世界が平和でありますように」とかに混じり、今風なのは「シェフかパティシエになりたい」
「オリンピックで金メダルをとりたい」「剣道で優勝したい」など。
これが殆ど女の子が書いたもの、元気なのはやっぱり女の子なんだナ―。
感心しながらも、今回も「うまいもの探究人」の私は七夕を見に来た訳ではありません。
名古屋から岐阜にかけては、日本でも独特な喫茶店文化を持っている所。
名古屋では、喫茶店のモーニングに必ず『小豆あん』がついて来て驚いたものだが、
ここ一宮は、そんなもんではありません。
何しろ、人口38万人に対して、喫茶店が752軒というのですから大変な激戦地です。
町なかはもちろん、郊外の住宅街にも街道筋にも
個人経営の喫茶店が散在しているのです。
東京では、もうすっかり影を潜めてしまった喫茶店が・・・。
都会では、コーヒーメーカー系のチェーン店、外資の横文字のコーヒーショップしか
見当たらなくなってしまったのに、です。
そして、私が興味を強く引かれたのが一宮のモーニングセット。
多くの喫茶店が苦戦を強いられている中で、
一宮は全国でも稀にみるモーニング合戦にしのぎを削っている所なのです。
前日の土曜の午後4時近く、尾張一宮に着くと、
直ぐにタクシー拾って、お目当てのお店へ。
そんなに遅くに「モーニング」が食べられるのかって?
あるのです。そんな店が。
朝5時から夕方5時まで開店中はモーニングを食べられる、
「ピットイン」というお店に滑り込みセーフ!! |
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何しろ、予定では6軒のモーニングを制覇しなくてはならない。
今日中に1軒はこなしておかなくては、ノルマを達成できないのです。
その店は、市の西北に位置する時之島にある「ピットイン」。
前からここは外せないと目を付けていました。
ここでは、特注のパンと茶碗蒸しが人気という。
岐阜辺りでも茶碗蒸しをつける所が多いと聞いています。
コーヒーとパンと茶碗蒸し、違和感はないのだろうか?
恐る恐る手を出してみることにしました。
モーニングセットは、トーストとサラダ、デザート、茶碗蒸しと飲み物付で360円也。
何とも安い。その上パンは特製で
@五穀入りのブロッツェン
A六穀入りのブロッツェン(@にクルミが入る)
Bイギリスパン
この3種の中から選べるという贅沢さ。
もちろん、バタートーストには小倉あんもついて、茶碗蒸しも本格的。
今年68才のママの豊子さんは、朝2時起きしてだしをとって、仕込みをする。
味も堅さも程よく美味しく仕上がっている。毎朝、ここは朝5時に開店する。
こんなに早く開店するのは、東京では築地の場外の喫茶店ぐらいではないだろうか。
扉を開けるのを待つかのように、近所のお年寄りが入ってくる。
大抵、男性が多いという。年をとると朝が早くなって、時間を持て余す。
あまりガタガタと早くから動くと、同居している家族に嫌われるから、
そっと抜け出してモーニングを食べに来るのだそうだ。
気さくなママも話し相手になってくれるし、仲間も続々と入ってくる。
美味しい朝ごはんを食べられるし、楽しいコミュニケーションの場でもあるのです。

尾谷豊子さん |
それから後はサラリーマン、家族連れ、自営業の方など
お客はひっきりなしに続く。
この店のポリシーを豊子さんに聞くと、
・朝早く
・年中無休
・値段安く
この3つだと、キッパリ。
従業員はいても、ママは1日も休んだことはないのが自慢。
親兄弟の死に目にも会えなかった。 |
息子をアメリカに留学させた時、
「一人前になって帰ってくるまで、母は1日も休まず頑張る」と約束した。
その約束は破れなかったと、豊子さんは目に涙を浮かべて語ってくれた。
「見て下さい。これの足を」と、傍らのご主人が指さす。
フローリングの床とはいえ、豊子さんの足は裸足だった。
調理場と店を行き来する豊子さんには靴を履き替える時間も惜しいのだ。
調理場では靴。水で汚れた靴のまま店に出ることはできない。
「そのまま、裸足になれば楽でしょう。」と豊子さんは笑う。
平成の時代に、豊子さんのような壮絶な生き方を貫く人を
近くで見ることは、もはやなさそうだ。
しかし、どうして一宮には、こんなに喫茶店が多いのだろうか、
ご主人の尾谷忠之さんに聞いてみる。
昭和30年代前半まで、この町は繊維業(紡績・染色・機織)の盛んな、
いわゆる「はたやさん」の町。当時はガチャマン景気≠ノ湧いていた。
ガチャマン≠ニは、機織を1回操ると万札が入ると云われたからだった。
当時のはたやさんは、昼夜を問わず喫茶店を利用していた。
はたやさんの工場内は、織機の騒音がうるさく、話をすることもできなかった。
おまけに、家内工業で、妻も忙しく、客をもてなすこともできない。
従って、休憩も商談も喫茶店で行うことになったという。
そのうち、どこかで朝のサービスとして、トーストやゆで卵をコーヒーにつけたのが、
始まりといわれている。
その後、40年代に入り、オイルショック後、繊維業は、どんどん衰退して行った。
業界のオーナー達は工場を閉鎖し、
その土地に自ら喫茶店を開業していくようになったのだそうだ。
喫茶店ならば、さしたる技術もなくやっていけると判断したからだ。
こうして、喫茶店は次々と増えて行った。
今は、最盛期よりは大分少なくなったそうだ。
景気の低迷は間違いなく、この業界も襲っている。
もう一つ、何故、岐阜や一宮に「茶碗蒸し」を出す店が多いのだろう?
もともと、この地方は質素な気風のあるところ、普段の生活は貧しくても
冠婚葬祭は、派手に行う。
茶碗蒸しは、ごちそうでハレの日≠フ食べ物、
それが喫茶店で味わえるとあれば、ひどく幸せな気分になれる。
そして、お年寄りには「ゆで卵」より「茶碗蒸し」の方が、口障りがよく、
体も温まってよいのかもしれない。
そうそう、フランスにも茶碗蒸しに似た、「フラン」という料理がある。
だしが和風か、洋風かの違いで、あながちコーヒーやパンに合わないとは云えないようだ。
1時間余り、この店で過ごし、ママの奮闘記が書けそうな気がしてきた。
さあ、今夜は七夕祭りを楽しみ、明日に備えて英気を養っておこう。
27日、日曜日は朝早くから、臨戦態勢に入った。
ホテルでは、朝食をとらず、市の南部に位置する牛野通りの「カフェケント」へ。
ここは、サンドウィッチが有名。白と黒の二色のパンに、
ハム・レタス・キュウリなどがはさんである。
マカロニサラダとゆで卵もついて380円、おにぎりセットもあった。
お年寄りの一人客、家族連れ、中年の女性客など客層も幅広い。
次に、人気のケーキ屋さん「アルビノール」。
日曜の午前中は、いつものモーニングと違って、
サンデーバイキング。
とにかく、朝から長蛇の行列ができていて、
私も30分のウェイティング。
圧倒的に家族連れと、中高年の女性グループが多い。
料理は質より量≠ニいった感じ。 |
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お菓子は店内のケースの中に入っているものは、美味しそうだったが、
バイキングに出ているものは別物らしい。値段は780円だったけど、ちょっとガッカリ。
今度はグ―ンと方向を変えて北の方へ。
枠杁町の「じゅうやくしつ」という店へ、まず座ると水とえびせんが出てきたのには驚いた。
パンは、天然酵母パン。3種類のおまかせサンドは420円。
どの店もパンには特別に力を入れている。
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この日最後は、市立病院の近くにある
「九品地カフェ COMODO」、九品地公園の前にある、
落ち着いた佇まいの店。
一人だと告げると、奥行のあるカウンター席に案内してくれた。
窓外には木立の緑が揺れ、涼しさを演出している。
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ここのモーニングは、シンプル且つ高品質、
品数は少なくても、雰囲気、クオリティで勝負しているのが感じられる。
コーヒーはその場で焙煎して、淹れたてを出してくれる。
トースト・スクランブルエッグとミニサラダをワンプレート仕立てですっきりと。
パンは、白パンと黒糖パンから、トーストはバター・小倉あん・
いちごジャム・マーマレード・シナモンの中から
好きなものをつけて。
元、染色工場の跡地に建てた瀟洒な建物、
インテリアも洗練されている。セットで380円。 |
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今回、訪れた喫茶店は、それぞれに企業努力が見られ、
地域貢献度が高いことが印象的だった。
私の個人的な評価から云えば、総合点では最初の「ピットイン」、
洗練度では最後の「COMODO」だった。
初めに強烈なインパクトを与えられ、終りはゆったりと美味しいコーヒーで寛げたのは、
偶然の選択とは云え、いいシメとなった。
『終り良ければ、全て良し』、
日本屈指の暑さの愛知県まで、足を運んだ甲斐はあったというべきでしょう。
でも、「当分、パンの顔も見たくない」のが、本音です。
平成20年 葉月 鈴木延枝 記
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