うまいものJAPAN UMAIMONO JAPAN
大切に食べてほしいからこそ本当においしい「うまいもの」。
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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////

   「うまいもの便り」 2008年7月

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 今年も、半分が過ぎてしまいました。
暗いニュースが多かった上半期でした。梅雨明けと共に、晴天のような
カラッと明るい出来事に恵まれる日々が待たれます。

 6月は信州の安曇野に出かけました。
山の中のハーブ園で、ラベンダーに囲まれ、清々しい空気と
美味しいハーブティやラベンダー入りソフトクリームなど、
紫色の幸せを味わって来ました。

 梅雨の晴れ間、癒しのひとときでした。

   うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝


■■7月のお薦め
■北海道 野菜ジャム工房・フォレスト

 食材の王国=@北海道滝川市・フォレストの『野菜ジャム』。
北海道産の材料にこだわって製品化。
中でも「きたあかり」を使用したジャガイのモジャムは、めったに味わえません。
北海道の自然の恵みをご堪能下さい。

●野菜ジャム詰合せ(5個入り)3570円(送料込:但し沖縄・離島は除く)
 1個200g きたあかり・トマト・かぼちゃ・黒まめ・あずき

●きたあかり 200g 630円(送料別)

http://www.umaimono-japan.com/forest/u-forest-top.html

■沖縄・感動もん

 今年も沖縄・感動もんより、今帰仁産・完熟マンゴーをお届けします。
商品発送は7月中旬から8月中旬を予定しております。
商品がなくなり次第、受付は終了させていただきます。ご注文はお早めに!!

●秀品3玉(1Kg〜1.3Kg)8000円(送料別)
●秀品2Kg 11500円(送料別)

http://www.umaimono-japan.com/event/mango%200807.html

■箱根・富士屋ホテル

 夏に相応しい涼しげなデザートをご紹介します。
この時季、2ヶ月間(8月28日まで)の期間限定商品です!!
ご贈答用、ご自宅用、どちらでも嬉しい老舗ホテルのデザートをお楽しみ下さい。

●ジュレ5個 1890円(送料別)
アップル、グレープ、オレンジ、クランベリー、グレープフルーツ×各1個入

●ジュレ10個 3570円(送料別)
アップル、グレープ、オレンジ、クランベリー、グレープフルーツ×各2個入

http://www.umaimono-japan.com/fujiya/u-fujiya-top.html


★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★

黒豆茶、糖減美茶、健康だっ茶の中からお好きな物を2種類お選びください。

★「うまいものJAPAN」宛にメールで、
 又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
 
http://www.umaimono-japan.com/sample-form-mail/form-mail.html

 必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。


◆◆  ♪♪♪  あっとランダムコーナー Vol.26  ♪♪♪  ◆◆
                
 三種のハーブ     ―快適な夏をすごすために―

1) ラベンダー
 ハーブの女王とも呼ばれます。
 シソ科の常緑低木で、初夏に花を咲かせます。
 リラックス効果があるので、エステやマッサージルームでおなじみの香り。
 殺菌、消炎、鎮静作用があります。
 ストレスや緊張を和らげるので、入浴時や、お部屋の芳香剤としても使えます。
 深い睡眠のために、枕元に一適を。

2) ローズマリー
 シソ科 緑葉のシャープな香りをもつハーブ。
 血液をきれいにし、血行をよくし、集中力、決断力を高めると云われます。
 女性のためには、肌をきれいにし、若返りの効果もあります。
 又、髪に輝きを与えます。
 五感を敏感にし、弱った記憶力をよみがえらせるというのも魅力ですね。

3) レモンマートル
 ちょっと聞きなれないハーブですが、レモン系の香りをもつフトモモ科の常緑樹です。
 高さは平均8m、葉は10cm位あります。 
 オーストラリアの先住民、アボリジニが使ったのが始まり。
 シトラールという柑橘系芳香成分がレモンの約10倍、
 殺菌力はレモンの16倍だそうです。  
 独特の芳香は、料理にも、化粧用にも使えます。
 風邪やインフルエンザなどに対する免疫力を高め、消臭やリラックス作用もあります。
 室内や靴の中に入れるのも効果的です。
 加齢臭を消すにもとてもよいそうです。

 以上のハーブは、それぞれ、エッセンシャルオイル、ハーブティー、アロマバス、
 ソープなどでお楽しみいただけます。


■■うまいものとの出会い Vol.55

6月中旬、信州の山々は、新緑から深緑へ移ろいを見せていた。
山あいの温泉場で、しばしの休養をとっていた私に、安曇野にとても
ユニークな人がいるという知らせが入った。
 北安曇郡、池田町で建設業を営む水野さんという人のことだった。
何か、不思議な直感で会いたいと思った。

 池田町字陸郷と聞いてもどこだか分らない。
安曇野、明科(あかしな)という方が分りやすいかもしれない。
何故、食のことに携わっている私が、建設業の方に興味を持ったのかと
思われるだろう。
だが、この人は只の土建屋さんではなかった。
生まれ育った陸郷という山の中で、建設業を営みながら、山を切り拓いて
広大なラベンダー畑を作ってしまった人だ。
そして、一山越えした向うには、安曇野おやき村という店を持っている。

 経営コンサルタントの肩書きも持つ彼の生きざまは、多くの人の心を
揺り動かし、夢をかき立てる。
 彼のもとには、全国から講演依頼が殺到するという。
強烈な個性、ずばり言い切る独断、あいまいさのない物言いは、
今の日本人が実は求めているものなのかもしれない。
ラベンダー園は、「夢農場」と名づけられている。

 明科から車で20分位の農場に約束の時間にたどり着く。
「社長は?」と尋ねると、「ほら、あそこにいるでしょう」と
売店の人が指さす。
袖に「龍」という刺繍が入った水色の作業服の小柄な男性だった。
50代かナ?と推測したのだが、昭和21年生まれとのこと。
見かけはずっと若々しい。水野建設の水野龍二社長だ。

 もともとは農業技術員として、農業の指導をしていた。
が、根が実践派の性格、養蚕業に手を染め、独特の蚕の飼い方を始める。
やがてそれは、世界の飼い方は水野さんの飼い方といわれるまでになる。
 しかし、事業家としての水野さんは、ここにとどまってはいなかった。
32才の時、当時景気のよかった建設業に参入する。
仕事は順調に儲かり、大きな家に住み、いい車に乗り、いい服も着れた。
ご多聞にもれず、生活は乱れ、ズブズブとドロドロの世界にはまって行った。
いつの間にか、それに疑問を持たなくなった自分があった。

 昭和59年のある事故を境に水野さんの人生は変わった。
小学校の時、同級生に脳性マヒを患うG君という友達がいた。
お互いに家から1時間もかけて歩いて小学校に通った。
G君の家は、水野さんの家より更に遠く、険しい坂道を毎日不自由な足を
ひきずって登っていくのだ。
 成人してから、水野さんは時々、G君とすれ違うことがあった。
水野さんは車を止めて何度も、送ってあげると声をかけた。
しかし、G君はその度に首を振って一人で帰れるからと断った。
そのうち、水野さんは彼のことが視野に入らなくなっていた。

 昭和59年、この地方は大きな土石流に見舞われた。
水野さんのかいこ小屋も例外ではなく、土砂の中に崩れ落ちていた。
呆然と立ちつくす水野さんの前に、真っ先に現れたのは、G君だった。
 雨の中でくちゃくちゃに濡れた見舞金の一万円札を持って。
「龍二、がんばれ、龍二がんばれ」と懸命に励ましてくれたのだ。
もう止めてもよいと思ったかいこ小屋だったのだが、その時の一万円札の重みを
一生忘れまいを思った。
ほとばしる涙は、雨にもまして顔を流れ、心を洗って行った。
そうだ、俺は、自分が納得できるオレ流の人生を貫こう、
G君のためにだけでも...

 夢農場はこうして作られた。土建屋は土建屋をやっていればいいのに。
こんな山を切り拓いてハーブ園をやるなんて気違い沙汰だ。
世間の眼は痛い程、よく分っていた。が、少しずつ、少しずつ開墾して行って
農園と云われる程の規模になった。
 多くの人が来て、花を楽しみ、お茶やお菓子を食べ、心癒されて帰ってくれれば
いいのだ。欲を云えば、ここへ来て、夢と勇気を持ってくれれば、この上ない。

もう一山越したところに、安曇野おやき村がある。
ここでは、水野さんの母親が作ってくれたおやきを再現している。
灰の中で焼いたとても大きなおやきを、
 水野さんは、自分のルーツを大事にする人だ。
家族に対する思いは、人一倍のものがある。
親を大事にしない人に教育をする資格はないとまで云う。
だから、里子に出された亡き母が、野草をゆでて食べるような貧しいくらしの中で、
炉端で焼いて食べさせてくれたおやきの味が忘れられないのだ。
飽食の時代の今と違って、昔はおやつといえども
空腹を満たしてくれるものでなければならなかった。
そのおやきは、今、市販されているおやきの倍の大きさはあった。
「大きくて素朴な、ほんものの田舎の味を食べてもらいたい。
さすがに灰がついていると、都会の人は気持ち悪がるから灰の中では焼いていないけど」
と、水野さんは笑う。

 話しを聞いている間に、出していただいた冷たいハーブティー。
レモンマートルというオーストラリア原産のハーブ、
これは水出しの方がおいしい、とすすめてくれた。
これも水野さんが苦労してオーストラリアから輸入したもの。
レモンの10倍ものシトラールという芳香成分をもつ抗菌作用のあるハーブ。
すっきりした香りと、ほのかな酸味をかもす、とても爽やかなハーブティーに
すっかり魅せられてしまった。
ラベンダー入りのソフトアイスも、たしかにラベンダーだ、と主張する香りと
舌に残る粒々感が忘れがたい。

 気がつくと、もう4時を回っていた。
30度近くあった昼間の気温はぐっと下がり、涼しい風がラベンダー園を渡って来た。
あー、これが信州なんだ。
私は思いっきり、胸一杯空気を吸い込んだ。


   平成20年 文月 鈴木延枝 記


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