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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2008年6月
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関東地方も梅雨入りしました。
うっとうしい梅雨も、感じ方次第。種田山頭火はこう詩っています。
山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたによろし
夕べによろし
夏を向える前の、ほんの一ときの静けさを楽しみましょう。
うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝
■■6月のお薦め
■小樽・イチヤマキ本間商店
ついに小樽産・エゾバフンウニ解禁です!!たっぷりの甘味と濃厚な旨味。
『ウニ好き』にはたまりません!!!期間限定商品、後悔のないよう是非この時季に。
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■京都・八百伊
この季節のあっさり茄子≠ニ瓜と茗荷のしそ風味≠ヘ、絶品、塩加減も絶妙です。
どちらも季節限定!9月末までの商品です。是非、お試しを。
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※菜の花プラザの「菜の花レシピ」が好評です。
菜の花は日本列島を南から北へ、6月まで楽しむことができます。
お料理に変化をつけてみて下さい。
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★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★
黒豆茶、糖減美茶、健康だっ茶の中からお好きな物を2種類お選びください。
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又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
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◆◆ ♪♪♪ あっとランダムコーナー Vol.25 ♪♪♪ ◆◆
北海道・滝川市のうまいもの
○ホテル三浦華園の合鴨のロースト
○おかむらの鴨鍋 気軽な鴨料理の店
○高見養蜂場の天然国産蜂蜜 菩提樹やあざみ・菜の花など珍しい蜂蜜ばかり
○フォレストの野菜ジャム 5種類の野菜や豆のジャム
*その他にも「松尾ジンギスカン」「岩瀬牧場のアイス&プリン」
「空知産・路地アスパラ」「行者にんにく」など。
■■うまいものとの出会い Vol.54
― 菜の花紀行 滝川 ―
5月18日に北海道の滝川市で「菜の花まつり」が
催されることを知って、慌てふためいた。
何しろ、例年通りだと6月1日だったのが、天候異変のせいで
2週間も早まってしまったのだ。
そのため、急遽予定を前倒しにし、当日の朝、羽田を飛び立った。
滝川市は、札幌から約1時間の人口4万4千人の小都市だ。
少し前までは、7万人も人口があったそうだが、
過疎化の波は、この町にも押し寄せていた。
ところが、ここ滝川市は菜の花の作付け面積日本一≠フ町なのだ。
私の主催する食育サイト「菜の花プラザ」は、
そのネーミングに因んで、菜の花に関する様々な情報を発信し、
交流の場を拡げている。
と、いう訳で今年はどうしても日本一の菜の花畑を見に行かなくてはと
手ぐすねひいて、その機会を待っていた。
私の知る限りでは、去年までの日本一は110ヘクタールの青森県横浜町。
ところが、今年は滝川市が210ヘクタールでダントツの日本一になった。
18日の菜の花まつりには、菜の花餅の餅つきや、菜の花ラーメン、
ジンギスカンなどの屋台も出るらしい。
菜の花餅?って、どんなもの?
とたんに私の好奇心が湧き起こる。
滝川駅に着くや否や、丸加高原伝習館という会場へ向う。
町中からは車で10分位の筈。
快晴の日曜日とあって車で繰出す家族連れが多く、
あまりの渋滞に、たまらず手前で車から降りて歩き出してしまう。
とにかく、「餅つきに間に合わなくては」という思いが私を焦らせる。
今回すっかりお世話になった地元の名士、水口正之さんから、
「餅つきは早めに終わってしまうかもしれない」と
脅かされていたからだ。
そのため、私は飛行機の便を早めに変更する程の
気の入れようなのだった。 |
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会場へ着くと、直ぐ、餅つきの場所を探す。
あった、あったと安心したのも束の間。
餅つきはしているけれど、菜の花入りはまだ先とのこと。
ローテーションがあるらしく、きなこ・ごま、と続き、
菜の花は三臼目だった。
多分、よもぎ餅などのように、すり潰したものを全体に混ぜ合わせた
緑色の餅ではないかと思っていた。
だから、どのような形で菜の花を入れるのかに興味津々だった。
ところが、つき上がった菜の花餅は、私の想定外の形だった。
滝川の菜の花餅は、予め、ゆがいた菜の花を刻んだものを
つき上がる寸前に混ぜて仕上げたもの。
菜の花の黄≠ニ緑≠フ色が爽やかだ。
又、菜の花ラーメンも傑作。
地元の小麦「ハルユタカ」で作った麺にピュアな菜種油で揚げた
菜の花の天ぷらをのせ、花びらを散らしたアイデア豊かな、
この地ならではのもの。
菜の花がちらほらと顔をのぞかせ、
味も食感も残っていたのが気に入った。 |
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この日、隣町の砂川町にスイーツロードというのがあると知り案内していただく。
移動中、2、3箇所の菜の花畑を見て廻った。
見渡す限り、私の背丈の半分位の菜の花で黄色く染められていた。
その先は地平線、くっきりと晴れた青い空が続く。
私もいくつかの菜の花畑を見たことはあるが、こんなスケールの大きいのは初めて。
そして、菜の花の香りがこんなに高いことも驚きだった。
「北海道はでっかいどう」を実感したものだ。
途中、岩瀬牧場の人気のソフトクリームを味わい乍ら、ひと休み。
目の前の牧場から毎朝採れる牛乳を使ったアッサリ系のアイス、
一つのコーンに2種類盛るのが岩瀬流。
さすが、北海道、想像をはるかに超える大きさ。
北海道は人も食べ物も大らかだ。
夕食は、水口さんのご親族、お知り合いの水口ファミリーとご一緒に、鴨料理の店へ。
そうそう、滝川は合鴨の生産量も日本一なのだ。
大の鴨好きの私にとっては希ってもないことだった。
地元の銘店「おかむら」の鴨鍋は、味噌味だった。
鴨は独特の匂いがあるので、味噌を使うとクセが気にならない。
もちろん、淡口の醤油味もイケル。
この時、サラダにしたアスパラの美味だったこと。
思わず、アスパラだけお代わり、それもドレッシング抜きでお願いしてしまった。
最後は、たっぷりの鴨の味がきいた汁でお雑炊。
旨味が濃いのに、サラッとした締めの逸品で満腹胞服の一夜が終わった。
翌日、まず滝川市役所へ。
商工労働課の志賀室長、長瀬次長、末松副市長にお会いして、
今回の滝川市訪問の目的などをお話しする。
そして、秘書室のおはからいで、田村市長ともお会いすることができた。
過日、テレビの報道で滝川市のことを知った方も多いかと思う。
お忙しい合間に、ご挨拶だけということで、5分程の時間をお約束いただいた。
町おこしで様々な問題を抱えておられるのは、どこの自治体でも同じ。
市長のご多忙も十分お察しできる。
市長のお話で私は菜の花について、嬉しい特性を知った。
滝川の菜種には、農薬を使えないこと。
エルシン酸を含まないキザキ菜種を使っていること。
この菜種からとる菜種油は不飽和脂肪酸が豊富、などなど。
偶然のネーミングであったのだが、菜の花は『食の優等生』だった。
外から見ると滝川市には磨かれていない宝石が
ゴロゴロあるように思える。
これを光り輝く石にしてこそ、人の輝く町、
人を魅せる町になるのではないだろうか。
町づくりに参加する楽しみ、もちろん苦しみもあるだろう。
けれど、そのことによって、少しでもご褒美があったら、
それは遣り甲斐に繋がる。
――そんな仕組みが作れないだろうか。
一見、ほんわかした東京のオバサンとの会話に、
市長は予定より30分以上もの時間を
割いてくださったことに感謝。
帰社後も、いくつかのアイデアが浮かんでくるのであった。
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次の日、食用として提供される「雪割りなばな」の名づけ親である
菜花組合の中野義治さんをお訪ねした。
中野さんの菜の花は、他に比べて極めてビタミンCが多く、低硝酸で、糖度が高いとの
データを見せていただいた。
日焼した肌に、いつも腕まくりをしている中野さんの元気のもと≠ヘ
菜の花と行者にんにくにあるようだ。
菜の花は、ここを盛りに咲いていたが、もう、食用の菜花はどこにもない。
サイト上でもう少し、菜の花のレシピを増したいという私のわがままに、
奥様の美規子さんが、とっておきの冷凍をした菜花を分けて下さった。
中野さんからの菜の花、フォレストさんからの野菜ジャム、
三浦華園さんの合鴨のローストなど、たくさんのお土産と想い出に
胸を熱くして滝川をあとにした。
富良野でお会いした横市フロマージュ舎の個性的な横市社長、
宿泊したホテル三浦華園の豪快な三浦社長と、研究熱心で素敵な公子夫人、
あずきジャムを開発されたフォレストの快男児、寺島社長など、
暖かく、アグレッシブな方との出会いの数々は強く心に残り、
永く、より深く心に刻まれて行くことだろう。
最後に、2日半で旭川から札幌まで多くの方に出会えたのは、
終始、車を運転してお付き合い下さった水口さんのご子息のおかげ。
ご厚情に深く感謝申し上げたい。
平成20年 水無月 鈴木延枝 記
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