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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2008年4月
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東京の桜もついに散りました。
でも、今年の桜はふんばった!
開花宣言が出て、満開になりかけた時に、
強い突風が、2・3回あってもう駄目かと思ったのに、
10日以上も持ちこたえました。
近頃、ふんばりの足りない日本人に見せつけるかのように、
花散らしの嵐に耐えて、今年の桜はふんばりました。
来年も再来年も、あの力強い姿を見せて欲しいと待ち望んでいます。
お花見には、お酒とお弁当がつきものです。
グラスの中に花びらが一つ、舞い込むなんていう、
イキで素敵な偶然があったらいいなーと、いつも思っているのですが・・・。
うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝
■■4月のお薦め
■島根県・松江 青山蒲鉾店
大変お待たせいたしました。
ついに島根県・松江より老舗の「青山蒲鉾店」が開店いたしました。
280年もの間、受け継がれた職人技をご堪能下さい。
●さくらセット 3700円(送料別)*季節限定商品 12月〜5月まで
白身魚のやき 250g、地伝酒玉子巻 500g、各1本ずつ
さくら蒲鉾 50g 5枚
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■小豆島・高橋商店
春の訪れと共に、春野菜をフンダンに使ったパスタも美味しいのでは・・・?
春キャベツ、玉ねぎ、アスパラなど。
たくさんあって美味しいもの好きにはたまりません。
●オリーブオイル詰合せ 2800円(送料込)
*お好きなオリーブオイル3品選んで詰合せます。1本:180g
ハーブオリーブオイル(バジル・タイム・ローズマリー)、
ガーリック・チリガーリックの中からお選び下さい。
選んだ商品名は、必ずご購入時コメント部分にご記入下さい。
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※菜の花プラザの「菜の花レシピ」が好評です。
菜の花は日本列島を南から北へ、6月まで楽しむことができます。
お料理に変化をつけてみて下さい。
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★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★
黒豆茶、糖減美茶、健康だっ茶の中からお好きな物を2種類お選びください。
★「うまいものJAPAN」宛にメールで、
又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
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必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。
■■うまいものとの出会い Vol.52
最近、何度か通っているそば屋がある。
神奈川県秦野市(はだのし)にある、
手打ちそばの「くりはら」という店である。
秦野市は、落花生と煙草で有名で、その煙草の裏作として、
そば栽培も盛んだった。
が、今ではもうそばを作っているところは少ない。
最寄の駅は、小田急線の渋沢という所だ。
近くで育った私でも、中々行く機会が少なかった。
1年程前、そば仲間の友人に連れて行かれて、
すっかりこの店に魅せられてしまった。
民家のまばらな山の中に、ぽつんと、
しかしどっしりと、一軒の古い民家が佇んでいる。
日曜日のこの日は、もう12時前に客でいっぱいになっていた。
とにかく、分りにくい場所なのに。
私も、そば仲間がいなかったら、
ここまで、そばだけを食べに来なかったと思う。
誰かに教わらなかったら、
見つけることは絶対に不可能なロケーションにあるからだ。
車で来る以外、辿り着くことは難しい。
しかし、この日は休日とあって、リュックサックを背負った
ハイキング姿の人々が、かなり多く見かけられた。
運動をして、そばをたしなんで一休みとは
何とシャレた山歩きではないか。
私たちも、1日がかりで『そば行脚』をすることがある。
福島や信州や山梨など、一人前千円前後の盛りそばが、
何と高いそば≠ノなっていることか。
けれど、往復のドライブを楽しみ、変化ある風景や清涼な空気にふれることで、
充分、採算に見合っているのだ。
「くりはら」は、天井が高く、太い梁と
広い板敷きの床を持つ古民家を改築した店。
店主の栗原孝司さんは36才の時、祖父母が住んでいた
この家で、そば屋を営む決心をした。
柿渋や蜜蝋も自分たちで塗るなど、ご家族の協力で店作りをして、
納得の行く快適空間に仕上げた。
栗原さんは、実家の酒屋を手伝いながら、
5年程前に地元の荒廃農地解消ボランティアに参加した。
再生したその畑でとれたそば≠フ美味しさに驚いた。
「そばを打ちたい!」その時に、栗原さんは目覚めた。
そして、京都の「じん六」での、そばがきの衝撃的な味に出会った時、
栗原さんの夢は、現実へと変わって行った。
その後、4つの店で修行し、2年前に開店にこぎつけた。
キリッとした短髪で、清々しい印象の栗原さんは、
研究熱心で、何よりも謙虚なところが好ましい青年だ。
傍らで、きっちりとフォローする女将役のお母様も得がたい存在である。
くりはらのそばを食べるなら、何と云っても
「生粉打ちせいろ」と「手碾きせいろ」。
「生粉打ちせいろ」は、電動石臼で挽いた福井の在来種。
そばの味は、濃厚で香りが高い。
「手碾きせいろ」は、茨城産の常陸そば、
こちらは手動の石臼で挽いている。石臼も栗原さんの手づくりという。
粗挽独特の少し色黒で、しっかりした歯ごたえ、
ザラッとした舌触りに濃味とコクを感じる。
更に、そばつゆの味も気に入っている。
そばは旨いが、つゆの味がイマイチという場合がよくある。
この店に来る時は、「myつゆ」を持って来なければ・・・、と思う所も多い。
ところが、「くりはら」のつゆの味は甘さと辛さのバランスがよく、
私の好みにピッタリ合っている。
「くりはら」には、酒に合う料理も多い。
そば通の友人たちは、常に盛りそばオンリーで、盛りそば2枚が定番。
ところが、食いしん坊の私は、天ぷらや出し巻き玉子、味噌田楽、
胡麻豆腐など、何か他のものも食べたくなる。
江戸時代から、そば屋に入れば、つまみで日本酒を1・2本、
仕上げに盛りそば一杯というのが、常道というではないかと自己弁護する。
今回は、手づくりこんにゃくの味噌田楽が気になった。
早速一人前注文した。
出て来たのは、4本の串に刺した味噌こんにゃく。
私たちは4人連れ、普段一人前は3本らしい。
1人に1本づつという女将さんのはからい。
こんな気働きも、この店の繁盛のもとなのだろう。
栗原さんは、そばの栽培も始めているそうだ。
今年の秋は、是非、栗原さんの育てたそばの実を挽いた
正真正銘≠フ手づくりそばを食べてみたいものだ。
店の前に広がる庭には、北山杉や桜、モミジなどが望める。
紅葉の秋には又、そばに一味足してくれることだろう。
この頃「くりはら」通いのコースに、新しい楽しみが加わった。
帰りがけに秦野JAの「じばさんず」に寄ることだ。
都会暮らしの私にとって、ここの広い駐車場は圧巻もの。
そして、店の中の商品の豊富さも嬉しい。
主に、地元農家の野菜・果物や苗が中心で、加工品も数多く、
しかも驚く程、安い。
両手に余る程大きい白菜が一個、百円、
大根も葉付きの太ったのが、百円などなど。
加工品の中で、私のお気に入りは無添加のゆずのマーマレード、
何と100g入りで、120円。賞味期限が3日間というのが気になるのだが、
冷蔵庫に入れておけば、1ヶ月は保つ。
野菜も売れるそばから、農家の人が追加の品物を持ち込む、
こんな店が東京に引越して来ないかナーと、私は切に望むのだ。
平成20年 卯月 鈴木延枝 記
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