うまいものJAPAN UMAIMONO JAPAN
大切に食べてほしいからこそ本当においしい「うまいもの」。
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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////

   「うまいもの便り」 2008年1月

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 明けましておめでとうございます。
お正月三ヶ日はお天気も良く、寒さもやわらいだ麗らかな日々でした。

 しかし、4日の東京株式市場は600円以上も下落という
東証開闢以来の歴史的なすさまじい幕開けとなりました。
今年の日本の景気の先行きが思いやられます。
一体、私たちの生活はどうなることでしょう。
不安が大きく広がります。
後になって、この心配がとり越し苦労だったと
思えるような年であったらと願っております。


 年頭にあたり皆さまのご健康とお幸せを心より、お祈り申し上げます。
そして、今年も「うまいものJAPAN」をどうぞよろしく。


   うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝



■■1月のお薦め
■宮崎・日向夏マーマレード
 宮崎県特産の日向夏を使ったマーマレード。
お正月のお節、お餅に飽きた方、
パン食に、この爽やかなマーマレードをおススメします。

●1ビン:160g 420円(送料別)
 *3個以上よりご注文を承ります。

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■福岡・かの蜂
 もう、風邪を引いていらっしゃる方も多いのでは・・・。
冬は空気が乾燥します。国産の美味しい蜂蜜で喉を潤して下さい。
意外や意外、蜂蜜は砂糖より低カロリーなのです。
それに、鉄分もビタミンCも豊富!!
レモンや柚子を絞り、蜂蜜を入れ熱いお湯を注いでホットレモネードなどで。
お疲れや二日酔いをとって下さい。

●国産百花蜂蜜 180g 600円(送料別)
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★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★

黒豆茶、糖減美茶、カテキン美茶、健康だっ茶の中から
お好きな物を2種類お選びください。

★「うまいものJAPAN」宛にメールで、
 又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
 
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 必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。


■■うまいものとの出会い Vol.49

私の年初めの映画鑑賞はマノエル・ド・オリヴェイラ監督の「夜顔」となった。
銀座のホテルの5階にあるミニシネマ館での上映であったが、
中高年の女性を中心に満員の入り。
99才のオリヴェイラ監督と、80才を過ぎたミシェル・ピコリの主人公が
どう演じるのか、興味泌々であった。
38年前のブニュエルの「昼顔」へのオマージュというこの作品は、
ピコリのユッソンと、相手セブリーヌはカトリーヌ・ドヌーブに代り
ピエル・オジェになっていた。
二人とも中々、いい味を出していて、オリヴェイラ監督を初め
枯れるどころか、益々濃密で熟成していることに痛く感動した。
しかし、老い、執着心、男女差などを
ひしひしと考えさせられる重い映画でもあった。

 暗く沈んだパリの夜風に身を包まれたまま、表に出る。
銀座一丁目から四丁目に向うにつれて、
若い人が段々多くなり、劇場内の客層とえらく違うことを感じた。
多分、銀座通りが外国勢のブランド店のメッカになってしまったからだろう。
そんな中で、有楽町界隈の再開発地域のマルイ、ITOCIAを覗き、
若者に人気のプランタン銀座の食品売場を歩いてみた。

 プランタンの食品売場は、他の百貨店とは明らかに差別化されている。
生鮮食料品の売場はなく、OLや若年層好みのブランドで固められている。
長い行列が作られているのは、油を使っていないのが売りのドーナッツ屋さん。
1個、141円という値段も手頃だし、シナモンとかゴマ、黒糖とか
種類が多いのも魅力なのだろう。
けれど、油で揚げていないのはドーナッツと云えるのだろうか。
多分、ヘルシーとか、ダイエットとかを気にしている人に
受けているのだと思うけれど・・・、
粉自体、又、糖分に結構カロリーがあることなど問題外の様子。
因みに、少し離れたところにある別のドーナッツ屋さんには、
人が寄り付かない。
その他、ハート型の生ドラ焼の店、シャンパンゼリーの店、
フランスパンの美味しいビゴの店など、テナントの店選びには努力のあとが見られる。
イートインも、ヴェトナムのフォーとか多国籍のパスタとか、
マンゴーデザートの店など。
寿司とか、そば・うどんが定番だった、
昔の百貨店の地下の食料品売場では考えられない。
変わったものだ。

さらに移動して、東京大丸へ。
今までの百貨店のフロア設定では、1階は化粧品と女性ものの服飾雑貨が常識だった。
確か、三越の一部の店で食料品が部分的に入っている店舗を見た記憶があったが・・・。
 昨年、その常識を覆したのが、大丸東京店だった。
1階のフロアの全てを、食品≠ニ云っても和洋菓子のみが占めているのだ。
洋品雑貨は、大きな通路を隔てて完全に隔離されている。

 正面入口から入ると、直ぐそこには「レ・ミニャルディーズ」という
店のカウンターがあり、ショコラにシャンパンという楽しみ方ができる。
カップケーキの「ロリオリ」、ロールケーキの「キース・マンハッタン」
ボワシェ、ピエール・エルメ、ヴィタメール、ルビアン等々、
入口に近い最も良いスペースと云われる所は、
殆ど、ヨーロッパ、アメリカ勢ばかり。
アンテノール、銀のぶどう、モロゾフなどの既存のメインテナントも顔負け、
キハチ、クイーンアリスなどの日本のパティシエ系もスローダウン。
あの「ゴディバ」さえも、今や影が薄い。

売場の3分の2が洋菓子、和菓子は3分の1程度だが、これはちょっと意外、
もっと洋菓子の方が多いのかと思ったのだが・・・、
ミシュランの星の数で分るように、
日本は世界一のグルメ大国になってしまった模様だ。
男性もスイーツ目当てに、この店に来るという。
大変な時代になってしまった。

 とにかく、この百貨店の飲食へのこだわりは半端ではない。
各フロアにはフロア構成に合わせたティールームがある。
例えば、婦人雑貨の3階は「サロン・ド・カフェ・ボワシエ」。
パリ16区にある老舗の日本初出店。
4階は、「ル・サロン・カフェ・クロ」。
フランスのタルトとケーキの店。
5階の婦人服売場も「ブルディガラ・カフェ」。
料理やパンで定評のあるブルディガラのやはり初出店。
6階は、香港スイーツの「ZEN 采蝶軒」、
7階の紳士服売場は「カフェ英国屋」、
8階の紳士服売場に京都の老舗「イノダコーヒー」、
10階の美術フロアには、宇治茶の甘味処「都路里」。
もちろん他に、12、13階はレストランフロアがある。

 では、一般の食品売場はどうなのだろうか、地下へ降りてみた。
以前の大丸の食品売場とは大変身。殆どが高級な食品に限られている。
その中で、野菜や鮮魚の売場もあった。
全てが、美しく、整然とディスプレーされ、小分けにパックされたものが多かった。
根菜類さえも、長いままのものは見当たらない。
ゴボウも、約20cm位に切り分けられ発泡スチロールの皿に入れ、
パックされていた。5本で263円であった。

一方、1階の洋菓子のマカロンは、小指の先程の大きさで1個210円、
この価格差は何だろう。どこか価値観がずれていないだろうか?
「そんなの関係ない!」なんて云ってる場合ではない。
外国のお菓子を食べなくても、日本人は生きて行ける。
けれど、『根菜類』は日本食の宝である。
この値段では、日本の農家はやる気を失くしてしまう。
大根や人参、ゴボウ、レンコンなどの根菜が食卓から消えてしまったら、
日本の食文化は完全に崩壊する。

売れるものを売る≠ニいう商魂は生き残るために致し方ないと思う。
しかし、食べ物は人間の生命の素である。
日本人の心と体を守るために食品関係業界は、もう少し先を見ていただきたい。
そして、消費者も薄っぺらな宣伝にまどろわされない賢さを持ってほしい。

 豪華さの蔭に潜む『食の危うさ』、
「本当の贅沢とは何か」を考える年にしたい、とつくづく思う一日であった。


   平成20年 睦月 鈴木延枝 記

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