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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2005年12月
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今年もあとひと月、何かとお忙しい日々をお過ごしのことと存じます。
私共「うまいものJAPAN」も、素晴らしい生産者の方々と、ご愛顧して下さる
お客様に支えられて、無事に一年を終わることが出来るかと思います。
今年残された、ほんの僅かな時間も大切に、気を抜かず努力してまいります。
まだまだ足りないところは多々ありますが、
本物が分かる「大人のうまいもの」サイトとして、認知されてきております。
どうぞ、ご意見・ご要望をどしどしお寄せ下さいませ。
皆様から肩を叩かれたり、背中を押していただくことが私共の力になります。
来年1月より、京漬物の「東山・八百伊」さんが参入されます。
11月中旬、京都の絢爛たる紅葉の下、格別の想いを込めて、
今回の「うまいものとの出会い」を書きました。
最後までお読みいただければ幸いでございます。
皆様の心と体の健康に少しでもお役に立てればと念じつつ。
うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝
■■年末のお知らせ
■小田原・鈴廣 「迎春おすすめセット」
老舗の鈴廣から、迎春を迎えるに相応しいセットをご紹介いたします。
お正月の御節にも、新年のパーティにも重宝にお使いいただけます。
是非、お試し下さい。
●迎春おすすめAセット 11,970円(送料込)
特上蒲鉾紅白2本包、伊達巻ハーフ、昆布巻、栗きんとん、
ぶどう黒豆、海山のおーどぶる(あなご・ごぼう、えび枝豆、いかバジル、
ほたてコーン)、紅梅白梅椀種セット、なると巻大
●迎春おすすめBセット 9,975円(送料込)
謹上蒲鉾紅白2本包、伊達巻ハーフ、昆布巻、栗きんとん、
ぶどう黒豆、海山のおーどぶる(あなご・ごぼう、えび枝豆、ほたてコーン)、
紅梅白梅椀種セット
*上記の迎春セットについては、受付は12月21日まで、
配送日は、12月27日又は28日のいずれか1日をご指定下さいます様
お願いいたします。
*他にも多数の商品がございます。
http://www.umaimono-japan.com/suzuhiro/u-suzuhiro-top.html
■年越しそば
一年の締めに食べる「お蕎麦」。
だからこそ、美味しいお蕎麦を召し上がりませんか?
当社サイトより、お薦めのお蕎麦をどうぞ。
●山形・松田製麺
山形のそば3束詰合せ 1,260円(送料別)
1袋:270g
山形のそば5束詰合せ 2,100円(送料別)
1袋:270g
http://www.umaimono-japan.com/matsuda/u-matsuda-top.html
●山形 天童の昭和製麺
挽きたて・麦切りセット 3,310円(送料別)
無塩 挽きたてのそば、無塩 麦切り(うどん) 5袋ずつ(各1袋:270g)
無塩 挽きたてのそば10袋入り 3,680円(送料別)
1袋:270g
http://www.umaimono-japan.com/showa/u-showa-top.html
■天草・松下かまぼこ
原料の魚を吟味し、塩は天草の自然海塩に限定し、何一つ手を抜かない「松下かまぼこ」
年の始まりに、このこだわりの味をお召し上がり下さい。
●天草嶋ろまんセット 3,150円(送料別)
特製かまぼこ「天領」140g×2本、地魚燻製かまぼこ 200g×1本
たこ天 55g×3枚、じゃこ天 55g×5枚、素朴なごぼう天 55g×5枚
●天草嶋の夕餉セット 2,100円(送料別)
焼き蒲鉾 135g×1本、地魚燻製かまぼこ 200g×1本
たこ天 55g×3枚、じゃこ天 55g×5枚、素朴なごぼう天 55g×5枚
http://www.umaimono-japan.com/matsushita/u-matsushita-top.html
■米沢牛・黄木
お歳暮の時期です。今年のお歳暮にはどなたにも、美味しいと
きっと云っていただける「米沢牛・黄木」の米沢牛のセットは如何でしょうか。
●すみれ漬け(桐箱入)7枚入り 560g 7,350円(送料別)
●すみれ漬け(桐箱入)8枚入り 800g 10,500円(送料別)
●ロースすみれ漬け(桐箱入)3枚入り 480g 10,500円(送料別)
●ロースすみれ漬け(桐箱入)5枚入り 800g 15,750円(送料別)
*他にも多数の商品がございます。
http://www.umaimono-japan.com/oki/u-oki-top.html
★★ サンプルも、引き続きご用意しております。 ★★
黒豆茶、糖減美茶、桑抹茶、カテキン美茶、乾燥納豆の
中からお好きな物を2種類お選びください。
★「うまいものJAPAN」宛にメールで、
又は、「うまいものJAPAN」のホームページ上から。(下記をクリックして下さい)
http://www.umaimono-japan.com/sample-form-mail/form-mail.html
必要事項を入力いただければ、サンプルのお申込完了です。
■■うまいものとの出会い Vol.24
秋が少し後ずさりしたような、晩秋の京都。
東大路通りを四条から少し下ったこの辺りは、祇園や河原町四条、
高台寺などの人混みからははずれて、いつもの京都の佇まいを見せていた。
東山・安井のバス停前に、藍地に白抜きの「東山・八百伊」の
暖簾の文字がくっきりと目に映る。
店に入り名を告げると、「お待ちしておりました。
工場は裏の方にありますさかい・・・」と云って案内して下さった方は、
社長の奥様らしい。
直ぐ脇の小路を入った所に、八百伊さんの工場兼、事務所があった。
以前、関西に暮らしたことのある私は、京都のお漬物は大好物の一つ。
それ以後20年も経つが、観光客の増加とともに、漬物の生産量は飛躍的に伸びている。
十年前の10倍とも云われている。
そんな大量の野菜が、京都の大原や嵯峨野辺りで賄われる筈がない。
手作りで間に合う筈が無い。短期間で大量に生産するために、
醗酵時間も待てない。いきおい、塩漬した野菜を化学調味料の入った
調味液につけた促成漬物が主流になってしまった。
鄙びた京都の味は、失われてしまったのか・・・。
この仕事を始めてから、改めて京都に赴く度に何軒も何軒もの漬物屋さんに
立ち寄り、試食を重ねた。しかし、有名店のものも、昔の味を覚えている私にとっては、
何か違うと、首をかしげるようなものが殆どだった。
京都に住む知り合いには、「鈴木さん、京都の漬物屋さんはええとこが少ないさかい。
あなたのサイトに入れるのは、もう少し待たはったら」とまで云われた。
しかし、どこかにある、きっとある、と思い続けていた。
自分の腕に、自分の味に自信を持って、信念を曲げない志の高い作り手が・・・。
実は、三年程前から、八百伊さんの漬物に目をつけていた。
しかし量産をしない、昔乍らの手作りにこだわる生産者の方は、相手を選ぶ。
まして「ネット販売なんて、とんでもない。」と、拒絶されてしまうのではないか
と、ずーっと声をかけるのをためらっていた。
勇を鼓して、上京していらっしゃった専務さんにお目にかかり、
サイト上での販売をお願いしてみた。
案の定、「親父(社長)がインターネット嫌いなので・・・」と
口を濁されてしまった。
「では、今度京都で」ということにして、検討をお願いしておいた。
工場の二階の応接間で社長の村井明さんと専務の村井季亮さんと
お話をさせていただく。
社長は昭和9年生れ、八百伊本店で修業後「東山・八百伊」として独立され、
50年間、漬物一筋に歩んでこられた。
八百伊さんの一番のこだわりは、何なのだろう。この質問に社長はこう答えられた。
「それは、おこぶ(昆布)ですねん。うちのおこぶは、利尻に限ります。
今は、礼文島の船泊か、沓掛のもの。そして一年以上寝かしてから使います。
新しいものだと汁が濁り、粘り気が強すぎるのです。
それから、よそさんは味付に酢を使いはりますけど、うちは使いまへん。」
淡々とただ、そうおっしゃるだけだった。
これは漬物は発酵食品なのだから、自然発酵した結果、酸味が出るので
あえて酢を入れる必要がないということなのだ。
あとで買って帰った「昆布とかつおの味だいこん」の袋の裏には、こう書いてある。
『塩は赤穂の天然塩、昆布は利尻の天然物、かつおは枕崎の枯本節、
そして何より京都、東山山麓からの豊富な地下水です。最高の素材で、最高の塩加減で
お客様のおいしいねの一言のために、丹精込めて漬込みました。』
塩だって、塩だけにこだわっている訳ではない。塩加減も大事なのだ。
ただ塩を振っている訳ではない。その日その日の気候によって、
野菜の顔を見ながら、下の方は少なめに、上の方は多めに加減している。
私は八百伊さんのお漬物の味を、上品で、すっきりした洗練された味と表現した。
社長は京言葉で、「はんなり」だと思うと返された。
やはり、京のものには京言葉に適うものはない。
最後に、「社長にとって漬物とは?」の問いに、「それは友達ですわ。」と。
そう、普通の人は大概「子供」と答えるものだ。
この言葉は、奥深い。子供は自分が教え育てるもの。
友達とは、教えられたり、教えたり、共に育つもの。
社長は、漬物を漬けながら、いつも語りかけ、様子を見たり聞いたりして
ずっと触れ合っていたいのだろう。
こんなに色々とこだわりを持っていらっしゃるのに、なんと謙虚な方なのだろう。
ほんものを作るほんものの人とは、こういう人のことを云うのだと思う。
聞けば、社長は「現代の名工」に選ばれ、京都の漬物組合の理事長でもあるそうだ。
この素晴らしい日本の食文化を、末永く是非、伝承してほしい。でも心配無用。
「私は仕事を親から教えられませんでした。そやから、息子にも教えまへん。
けど、この人(専務)は私よりきっちりやってくれます。」
伝統の技術を信頼という糸で紡ぐ親と子、今の日本で失われている、
凛とした親子の美しい姿をしっかりとここに見た。
翌日、訪れた小倉山の麓、二尊院の紅葉の素晴らしさは、仏様からのご褒美か。
「紅葉の馬場」と呼ばれる参道の紅葉は、明るい陽射しに映えて、
秋の名残を華やかに彩っていた。
本堂に双立するお釈迦様も阿弥陀様も「よかったね。」と、
暖かい微笑みを送ってくれたように、私には思えた。
(注)二尊院は、本尊が二体あることで知られる。
送る仏と、迎える仏、右側が釈迦如来像、左側が阿弥陀如来像、
二尊の本尊ということで、「二尊院」の名前はそこからきている。
平成17年 師走 鈴木延枝 記
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