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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2004年12月
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12月に入ったというのに、秋が踏ん張って居座っているような日が多いのに驚きます。
あと一月足らずで今年も終り。
悲しんでいいのか、早く終わってしまう方がよいのかと複雑な気分の年末です。
長い酷暑や、度重なる台風、そして大地震、等々、
余りに悲しく重苦しい出来事が多かったから・・・。
そして、もっと悲しいのは、最近になって子供が親や家族を惨殺してしまう事件。
子供のいない私には何もいう資格はないかもしれないけれど、
やはり、親も、学校も当り前の教育が出来てないのではないか、
ならば、企業や職場でするしかないと言われて来た。
なのに、最近では学校を出ても、未就業者がどんどん増えてきている。
家庭内暴力から、家庭内殺人へ、一体、どうしたらいいのでしょうね。
うまいものJAPAN うまいもの探究人 鈴木延枝
■■12月のニューフェイス
■枝野さんの2種類のジャム
「かりん」と「ゆず」。
かりんのジャムは信じられない色の美しさ。
ゆずマーマレードは、病みつきになる香りとほろ苦味。
どちらも30個限りです。売れ切れ次第、終了させていただきます。
●かりん&ゆずセット 各1個ずつ 1260円(税込、送料別)
1個 150g
*今回は、単品販売も承っております。(1個630円)
但し、偶数個での注文受付となりますので、予め、ご了承願います。
http://www.umaimono-japan.com/event/karin&yuzu.html
■鹿児島・有村屋のさつまあげ
誰もが美味しいと認める「有村屋のさつまあげ」。
ここのさつまあげは、甘さ控えめ、身のしまりもよく、香ばしい。
鹿児島産の殆どが甘すぎ、お菓子みたいという人が多いけれど、
これは、お酒の肴にもご飯のおかずにもお薦めです。
●本場さつまあげ詰合せ 1650円〜4900円(税込、送料別)
*単品での販売も承っております。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://www.umaimono-japan.com/arimuraya/u-arimuraya-top.html
■徳島・なると金時
徳島県・鳴門産のさつま芋はなると金時の名で有名。
黄金色のほくほくの味は、なつかしく、心和みます。
木内さんが作った、有機・減農薬の色鮮やかなさつま芋です。
期間限定(12/1〜来年3/末)、数量(各300箱)限定商品です。
お早めにご注文ください。
●3Kg箱入り 2700円(税込、送料別)
●5Kg箱入り 3800円(税込、送料別)
http://www.umaimono-japan.com/event/kintoki.html
◆◆ ♪♪♪ あっとランダムコーナー Vol.3 ♪♪♪ ◆◆
** その1 **
11月末に秋葉原の電気街に行ってきました。
さすが年末に近い週末とあって、人の出はかなり多い。
でも、手に持って帰れる物は少ないので、
実際に何がどの位売れているのかは分かりづらいけれど、
人気は薄型の液晶テレビやプラズマテレビにあるのは確か、
一時より大分値頃感が出て、買いやすくなったのかな−。
新聞によれば一方で、食品やサービス分野の買いたい価格は、
まだまだ下落傾向にあるとのこと。
安ければよいという風潮は、ごまかして、安い商品を作ることにもなりかねない。
「安全で手間ひま掛けた良い食品を売りたい」と思う我々にとっては、
辛い時代が続きそうです。
** その2 **
先月、卯建(うだつ)の町として徳島の脇町をご紹介したが、
更に西に行くと貞光町という町も卯建のある家が軒を連ねる。
ここは、葉たばこの産地として江戸時代に栄えたところだという。
この町に最高の鳴門金時を使った、芋菓子の老舗がある。
又、この町の隣りの半田町は、「半田そうめん」で名高いところ。
いつか、これらも皆さまのお手許に届けたいと思っています。
■■うまいものとの出会い Vol.12
北風の吹く季節になると、焼き芋の匂いがそこここから漂ってくる。
この頃では、八百屋さんの店先であったり、スーパーの野菜売場からも匂いが流れてくる。
しかし、やはり懐かしいのは、「いしーやーきいもー!」の呼び声と共にやってくる
リヤカーや軽自動車に積んだ、石焼き芋屋さんだ。
近頃では、テープに吹き込んだ声をスピーカーで流しているのは
味気ない気がしてならない。
この、実に庶民的な食べ物である焼き芋に、私は特別な想いを持っている。
先月、四国の徳島へ行ってきた。
徳島と云えば、思いつくのは阿波踊り、すだち、鳴門昆布、鳴門金時ぐらい、
そうそう近頃、「阿波尾鶏」という地鶏も結構いける。
さて、その中で私の好物の「さつま芋(鳴門金時)」を作っている
木内農園を訪ねたときのことだ。
木内さんは、脱サラして農業を始めた方だ。彼のさつま芋に対する思い入れは、
2箇所にある大きな農園で、さつま芋と大根しか作っていないことにも窺える。
日本のさつま芋三大銘柄といえば、鹿児島の「唐芋」、徳島の「鳴門金時」
栃木や茨城の「紅東(べにあづま)」だろうと思う。
私たち関東人が日常的に食べているのが「紅東」。
しかし、私は紅東よりは色も黄色く、甘みたっぷりで、
ほくほくした「鳴門金時」の方に軍配を上げる。
残念乍ら、鹿児島のお芋は、殆ど焼酎作りに使われ、中々我々の口には入らないのが現状だ。
鳴門の里浦町や大津町は、さつま芋が好む砂地で水はけがよい。
だから、ここの砂土はしっとりとしていながら、さらりとしている。
女性の肌目細やかな肌の感触にも似ている。
木内さんは原種である「高系14号」を改良に改良を重ねて独特のさつま芋を作っている。
しかし、木内さんは言う。「私は自分んとこの芋が、美味しいかどうか分からない。
それは食べてくれるお客様が決めてくれるものだから。
消費者の好みは変化している。甘いばかりのさつま芋は好まれない。
ほくほくしすぎてもいけない。いつも、その時代に合う最高の芋を作りたい。
だから、休むことができないのだ。」
美味しいさつま芋は、日本人のお母さんの味なのかもしれない。
冷えこむ冬の季節はヨーロッパでも、中国でもよく焼き栗の屋台が出ていて、
それを買って公園や街中でも、皮をむきながら食べるのが私の楽しみの一つだった。
そして中国では、焼き栗は街の中、焼き芋屋は観光名所の入口に屋台を出している。
その匂いには、ついつい誘われてしまう。
特に中高年の女性の観光客の殆どが、競ってそれを買い、
バスの中は甘い匂いが充満し、熱いお芋を手で覆うようにして頬張る
満足気な微笑みに包まれていく。
10年程前に私の母は、骨折が引き金で6ヶ月の入院の後、亡くなった。
母の入院していた病院の前に大きなスーパーマーケットがあった。
その店先で、寒くなるとさつま芋を焼いて売っていた。
焼き芋の好きだった母に、時々おやつ時にそのあつあつの焼き芋をよく買っていったものだ。
見舞い客にいただく生花の外は、味気のない病室の中で、
枕元のベッドのフレームに掛けられていた5、6本のヘアバンドが
場違いの色鮮やかさで目に飛び込んでくる。
一本の焼き芋を半分に折って、二人で頬張る。
その時、母の目がほころび、頬にポッと赤味がさして来るのが目に浮かぶ。
今、彼女は大好きだった大きな桜の老木の下に眠っている。
今年の秋、墓参りの折、見上げた桜の紅葉のあまりの美しさに驚いた。
そして今、私が住む東京の町も桜並木があるのだが、
意識して見ると、この桜の紅葉はただの枯葉。
何故こうも違うのかと不思議に思った。
私の故郷は「染井吉野」、東京の町のは「八重桜」だからだったのだ。
こんな違いが今まで分からなかったのか、いたずらに年をとっていることが
如何に多いかと、又、再認識してしまった。
母のことを思う度に、焼き芋の甘い匂いと、ほっくりした温かい味が甦る。
暮れなずむ空の下、桜の枯葉が散る日も近そうだ。
平成16年 師走 鈴木延枝 記 |
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