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うまいものJAPAN ///////////////////////////////////////////
「うまいもの便り」 2004年2月
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そろそろ梅の便りが聞かれる頃になりました。
梅の花は香りとともに2ヶ月程、人を楽しませてくれます。
しかも実をつけて、梅酒や梅干になる、梅はなんと、人間孝行な樹なのだろうかと思う。
2月、3月は方々で梅祭りが催されます。暖かい日に訪ねてみられては・・・。
又、伊豆の河津浜では、梅と菜の花と桜を同時に見ることができます。
河津桜は花もちのよい桜で1月末から3月末まで楽しめるからです。
おまけに隣町の稲取では、つるしびなを各家で飾り、公開しています。
特に女性は一見の値打ありと思います。
うまいものJAPAN 運営本部長 鈴木延枝
■■2月のニューフェイス
■天草の松下かまぼこ
熊本県天草諸島は美しい海に囲まれたやすらぎの島。
そこでとれた、きときとの「えそ」という魚だけを使い
天草の塩と阿蘇の名水で仕上げた松下かまぼこの「天領」は
平成13年に天皇杯を受賞しています。
無添加でこれだけおいしいのは素材の良さと職人の技に他なりません。
「天草嶋ろまん」セット 3,000円(税・送料別)
URL:http://www.umaimono-japan.com/matsushita/u-matsushita-top.html
■丸建水産の海産物
天草は日本一の車えびの産地。
活の車えびもよし、車えびの味噌漬も又、乙なもの。
イルカが群泳する天草の五和町は水がきれい、小魚が豊富。
海藻もとびきり磯の香が高い。
ときどきイルカがジャンプするのは漁をするときのパフォーマンスだとか。
■■うまいものとの出会い Vol.2
1月8日、熊本に入り、熊本県物産振興会の方とミーティング、
その際、お土産に「山うに豆腐」なるものを頂戴しました。
豆腐の味噌漬というのですが、豆腐であって豆腐でない、うにに似た色と味、
ナチュラルチーズのようななめらかな食感。
味はほどよい塩辛さとほんのりとした甘味。まさに珍味です。
これを一口食すると左党の人は日本酒か焼酎、
又はあつーいごはんが欲しくなること必定です。
1月10日、今回の熊本の旅のハイライトは天草。
天草の海はおだやかでした。
こんな日は冬には珍しいと、島の人の言葉に期待はふくらむばかり。
熊本市内から車で3時間程、橋が出来てずい分便利になったとはいえ、
予想以上に時間がかかりました。
まず、天草下島の北端にある五和町の丸健水産へ。
そこで、天草の海産物をサイトにのせることをお願いする。
天草は車海老の養殖では日本一。
活もいいが、味噌漬もあなどれない。
そして、少し時間の余裕があったので、
野崎社長のご好意でイルカウォッチングをトライする。
ここには200〜300頭のイルカが生息しているそうで、それは如何に海がきれいで、
餌になる小魚が豊富だという証しです。
40分程、熟練した漁師さんが操る舟で、
イルカに先導されたり併走したりのウォッチングを楽しみました。
さて、いよいよ、今回、どうしてもお訪ねしたかった本渡市の松下蒲鉾店へ。
松下蒲鉾の松下晶一さんのことは、全国蒲鉾協同組合の方から、
天草にとてもよいかまぼこを作っている方がいらっしゃるというお推めもあり、
私と共通のお知り合いである水産業界のご意見番とでもいうべき先生方と
松下さんとの関わりなどもお聞きしたかったからです。
早速「天領」という平成13年に天皇杯を受賞したかまぼこを試食させていただきました。
それは半月型で、表面に少ししわがある山口地方のかまぼこの形状に近く、
つやがあり、色は天草の磁器のように白い。
一口、口に含むと、じわーっと天草の海の塩味が広がりしばらくすると
ほのかな甘味に変る。うす味で、これが地方のかまぼこかと思う位、
洗練された上品な味に驚く。
しかも完全な無添加食品だ。
味は、塩と原料となる天草でとれる「えそ」の煮干だけでつけられている。
これは至難の技、かまぼこは無添加で作るのが大変むずかしい食品。
だから「かまぼこは添加物の固まり」と誤解されているのです。
昔は皆、地でとれた魚を使って手づくりで作っていたのだから、
本来はとても自然でヘルシーな保存食だったのです。
今は、近海でとれる魚が少なく、殆どが冷凍すり身を使っていますが、
水がきれいで、まだまだ地の魚がとれる天草だからできる芸当なのです。
原料の魚(素材)がよくなければ無澱粉無添加で作るのは不可能です。
彼(松下さん 48才)が永年に亘りどんなに研鑚を重ねてきたか頭が下がります。
又、奥様の美奈子さんも研究熱心で幼児期から良い食品を食べてほしいという思いで
積極的に小中学校の工場見学を受け入れているそうです。
そして、食物の大事さと、海をきれいにすることを子供たちに説いていらっしゃいます。
この松下夫妻の見事な二人三脚が、「天領」を生んだのでしょう。
お話は3時間にものぼり、私も松下夫妻もお互いにいい刺激を受けて別れを惜しみました。
赤いキャップの若々しい晶一さん、白い作業帽の美奈子さんのすがすがしさが、
今も目に残っています。
入り組んだ海岸線に縁取られた耕地の少ない天草に、
神様からの贈り物は良質の陶土でした。
今では土を求めて集まる陶芸家の島でもあります。
天草については、キリシタンと天草四郎ぐらいの知識しかなかった私にとって
知らないことばかり。
今度はいつ天草に行けるだろうか、又、いつか訪ねてみたいなあ、天草へ。
イルカと遊んだ天草の海へ。
平成16年 如月 鈴木延枝 記 |
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